スティンガー将軍とFLAT3
2002年11月28日 男は、昼過ぎまで寝ていた。
ここ2日間、まともに布団で寝ることがなかったからだろうか？
とにかく寝ている。
男は前日の夜、携帯のアラームを9時にセットしてから床についた・・・
【9:00】
だが、実際9時になってもアラームは鳴らない・・・
彼のことを知る人はご存知だろうが、男は普段、携帯電話の着信音を切っているのだ。
だから、なかなか電話に出ない。
しかし、着メロにはこだわる変わり者・・・
男はそういう人間なのだ・・・
【12:00】
時計の針は遂に正午を示した・・・
男は微動だにしない。
死んだのか？
そんな心配はとたんに吹き飛んだ。
男は目を覚ましたのだ。
目は半開きだが、確かに起きている。
男は傍らに置いてある携帯電話に手を伸ばしそれを顔のほうへやった。
どうやら、時間を確認したいようだ。
ようやく目覚めるのではないか？
期待はすぐに失望へとかわった。
時間を確認すると、鳴らない携帯のアラームをもう一度セットして
男は再び眠りについたのである。
そのまま、彼は2時間おきることはなかった。
これが、悲劇の始まりだった。
【14:10】
2時間後・・・男は突然起き上がった。
急いで携帯電話を手に持ち、時間を確認する。
とたんに男の表情がこわばった・・・
今日が”あの日”であることを
今、思い出したのだ。
男は急いで余所行きに着替えると
食事もほどほどに済ませ
髪は逆立ったままの状態にも関わらず
自転車に飛び乗り、ものすごいスピードである場所を目指した。
【14：28】
今日の愛知県地方は風が強かった。
向かい風にもめげることなく男はペダルを力強くこぐ。
【14：40】
頑張った甲斐もあり、なんとか第一の目的地に到着。
その場所とは…閉店20分前の銀行。
給料日後ということもあって、いつもにまして大混雑。
取り付け騒ぎさながらの光景に、男は一瞬たじろいた。
しかし、ここで負けていてはいままでの努力がフイになってしまう
ここは勇気をしぼって、群衆に飛び込んでいった・・・
男が目ざしたものはATM．
幸い誰も並んでいなかった・・・
男は一番真中の機械を選び手続きを済ませる・・・
最初のターゲットはT京M菱銀行。
事はスムーズに進んだ・・・
一瞬、男の顔から笑みがこぼれた。
しかし、喜んでばかりはいられない！
時計の針はもう14時50分過ぎを示していたのだ！
男は急いで外に出ると、第二の目的地に向かって
何故か、”走った”・・・
【14：54】
次に男がむかったのは
U○J銀行。
次の振込みが終われば男は自由になる。
ここでも、急いでATMに向かう。
そこへ向かう途中で男はとんでもない光景を
目にし、とたんに顔色がかわった。
なんと、ATMには長蛇の列ができていたのだ。
こともあろうに・・・列はほとんどが
おばあちゃんによって作られていた。
しかし、まだ時間は5分もある。
機械が3台あったのが幸いして
列はすぐに小さくなった。
そして、後1人のところまでやってきた
男は時計を見た。
あと3分ある。
前のおばあちゃんらのうち一人が早く終われば
男は無事、時間内に振込みができるのだ。
ここにきてようやく表情が緩んだ・・・・
が！！！
その時、男の目には壮絶な光景が入ってきた
な・・・・なんと
おばあちゃん・・・3人とも機械操作をミスったのだ！
3人一斉に固まった・・・
それを見た男の表情も固まった・・・
係員が機械にかけよるが、おばあちゃん、3人よってたかって
係員に喰らいつく。
サッカーで3人の選手が判定を巡って審判に詰め寄るシーンにそっくりだった。
男は時計を見ようとしたが、そうするひつようはなかった。
シャッターが一斉に閉まりだしたのだ・・・
15時を過ぎたのだ・・・
男の戦いは終了した。
このとき男の耳元では、ギルバート・オサリバンの
”alone again"が静かに流れていたような気がした。
結局、10分後全ての問題が解決し、おばあちゃんらは
涼しい顔して帰っていった。
男はその後、振込みを済ませた。一応は・・・
受付は28日になっているので一日遅れたのだ。
おばあちゃんの作るFRAT3を破ることができずに男の
戦いはタイムアップを迎えた・・・
帰り道、男は来たときと同じ風と格闘していた・・・
日が落ち始めたからだろうか？
男には風がより強く、より寒く感じられた・・・
【15:26】
スティンガー将軍と秘密の部屋へ・・・
▼ぶんちゃん
▼さよこさま
▼しゃけ茶漬け
ここ2日間、まともに布団で寝ることがなかったからだろうか？
とにかく寝ている。
男は前日の夜、携帯のアラームを9時にセットしてから床についた・・・
【9:00】
だが、実際9時になってもアラームは鳴らない・・・
彼のことを知る人はご存知だろうが、男は普段、携帯電話の着信音を切っているのだ。
だから、なかなか電話に出ない。
しかし、着メロにはこだわる変わり者・・・
男はそういう人間なのだ・・・
【12:00】
時計の針は遂に正午を示した・・・
男は微動だにしない。
死んだのか？
そんな心配はとたんに吹き飛んだ。
男は目を覚ましたのだ。
目は半開きだが、確かに起きている。
男は傍らに置いてある携帯電話に手を伸ばしそれを顔のほうへやった。
どうやら、時間を確認したいようだ。
ようやく目覚めるのではないか？
期待はすぐに失望へとかわった。
時間を確認すると、鳴らない携帯のアラームをもう一度セットして
男は再び眠りについたのである。
そのまま、彼は2時間おきることはなかった。
これが、悲劇の始まりだった。
【14:10】
2時間後・・・男は突然起き上がった。
急いで携帯電話を手に持ち、時間を確認する。
とたんに男の表情がこわばった・・・
今日が”あの日”であることを
今、思い出したのだ。
男は急いで余所行きに着替えると
食事もほどほどに済ませ
髪は逆立ったままの状態にも関わらず
自転車に飛び乗り、ものすごいスピードである場所を目指した。
【14：28】
今日の愛知県地方は風が強かった。
向かい風にもめげることなく男はペダルを力強くこぐ。
【14：40】
頑張った甲斐もあり、なんとか第一の目的地に到着。
その場所とは…閉店20分前の銀行。
給料日後ということもあって、いつもにまして大混雑。
取り付け騒ぎさながらの光景に、男は一瞬たじろいた。
しかし、ここで負けていてはいままでの努力がフイになってしまう
ここは勇気をしぼって、群衆に飛び込んでいった・・・
男が目ざしたものはATM．
幸い誰も並んでいなかった・・・
男は一番真中の機械を選び手続きを済ませる・・・
最初のターゲットはT京M菱銀行。
事はスムーズに進んだ・・・
一瞬、男の顔から笑みがこぼれた。
しかし、喜んでばかりはいられない！
時計の針はもう14時50分過ぎを示していたのだ！
男は急いで外に出ると、第二の目的地に向かって
何故か、”走った”・・・
【14：54】
次に男がむかったのは
U○J銀行。
次の振込みが終われば男は自由になる。
ここでも、急いでATMに向かう。
そこへ向かう途中で男はとんでもない光景を
目にし、とたんに顔色がかわった。
なんと、ATMには長蛇の列ができていたのだ。
こともあろうに・・・列はほとんどが
おばあちゃんによって作られていた。
しかし、まだ時間は5分もある。
機械が3台あったのが幸いして
列はすぐに小さくなった。
そして、後1人のところまでやってきた
男は時計を見た。
あと3分ある。
前のおばあちゃんらのうち一人が早く終われば
男は無事、時間内に振込みができるのだ。
ここにきてようやく表情が緩んだ・・・・
が！！！
その時、男の目には壮絶な光景が入ってきた
な・・・・なんと
おばあちゃん・・・3人とも機械操作をミスったのだ！
3人一斉に固まった・・・
それを見た男の表情も固まった・・・
係員が機械にかけよるが、おばあちゃん、3人よってたかって
係員に喰らいつく。
サッカーで3人の選手が判定を巡って審判に詰め寄るシーンにそっくりだった。
男は時計を見ようとしたが、そうするひつようはなかった。
シャッターが一斉に閉まりだしたのだ・・・
15時を過ぎたのだ・・・
男の戦いは終了した。
このとき男の耳元では、ギルバート・オサリバンの
”alone again"が静かに流れていたような気がした。
結局、10分後全ての問題が解決し、おばあちゃんらは
涼しい顔して帰っていった。
男はその後、振込みを済ませた。一応は・・・
受付は28日になっているので一日遅れたのだ。
おばあちゃんの作るFRAT3を破ることができずに男の
戦いはタイムアップを迎えた・・・
帰り道、男は来たときと同じ風と格闘していた・・・
日が落ち始めたからだろうか？
男には風がより強く、より寒く感じられた・・・
【15:26】
スティンガー将軍と秘密の部屋へ・・・
▼ぶんちゃん
▼さよこさま
▼しゃけ茶漬け
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