と、ブリトニー似のバイトの後輩が俺に行ってき た・・・

 『!!!!!!!!!!!!』


 つ・・・遂に来た!!


 なんてこったい!

 残り5日で奇跡の大逆転!

 これから世の中は厳しい冬に向かうこの時期に

 私の心だけには暖かい春がやって来た!


 っと、いろいろ思索をめぐらしながらも、

 心臓はドキドキしていた・・・(こんなに

 ドキドキしたのって高校受験のとき以来かも)

 が、しかし・・・私の春は駆け足で通り過ぎてゆき、すぐさま梅雨前線が張り出してきた。

 ブ:ブリトニー似の後輩
 将:将軍

 ブ:『将軍さん、○○さんなんですけど…彼女

  いるんでしょうか?』

 将:『○○!?』

 ブ:『はい、○○さんです・・』
 
 このとき、将軍は言葉を失った。
 ○○といえば、なかなか顔面偏差値の高い(将軍を除く)将軍のバイト先ではひときわ目立たない
 ダサイ君なのである。
 しかも、そのダサイ君のことを、ウチのバイト先で1、2を争うブリトニーがすきだなんて・・・
 意外な事実だ・・・

 ブリトニーからは前前からバイト先に好きな人がいることは聴いていた。

 だが、それが誰だかは分からなかった。

 誰が本命か予想したのだが、

 この『ブリトニーステークス』

 勝ったのは大穴…最下位人気の

 ダサオーだった。
 
 ダサオーには今のところというか、

 これまでの人生で彼女はいない。

 常日頃『彼女が欲しい』と呪文のようにとなえていた

 ダサオーに遂に念願のビッグタイトルだ・・・

 初重賞がG1である。

 初ヒットが場外ホームランである。

 初マラソンで世界記録だ。

 付き合うのかどうかは知らない・・・

 でも、先日ダサオーが宝くじを買ってきて、

 『 3億円当たるひとってホント運がいいんだろうな・・

 うらやましいよ〜』

 ・・・・

 俺にとっては当たるかどうかも分からん3億円より

 目の前にいるブリトニーのほうがいい。

 ダサオーよ・・・贅沢言うんじゃねえ!

 

 この恋の行く末はどうなるのやら・・・


 俺にはさっぱり分からない。

 なぜなら・・・


 これは夢だから・・・


 でも、これが現実だったら・・・


 マジ・・・むかつく。


 ダサオーよ・・・

 その幸せを俺にも分けろ!!

 言いたい・・・


 目覚めは、いつも以上に悪かった・・・


 あ〜・・・明日はバイトだ・・・

 ブリトニーもダサオーもいる・・・


 ダサオーよ・・・覚悟しておれ・・・・

 

 
 


 
 

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