故郷なのかもしれないが
生活基盤がどこにあるかということかもしれない。

きのう、ウクライナから岩手県の故郷に里帰りしていた
元日本兵の男性が帰国した。

この男性は戦時中にロシアにいてそのままそこで暮らし
60年以上ものあいだそこで暮らし
家族にも恵まれた。

そしてこのほど、周囲の助けもあって日本にきて
ついに故郷への里帰りも果たすことができた。

彼はかえる直前に
『もう、ここにくることはない』とはなしていたが
その表情は晴れ晴れとした物だった。

確かに人生において、生まれ育った故郷で生きていければ
それほど幸せな物はないでしょう。
しかし、現実は違う。

多くの人は故郷とは縁もゆかりも無い町で暮らすことの方が
多い。

私もその中の一人。将来的には地元に戻ろうとも
考えたが、そこでは自分の求める仕事・生活があるのか?
と考え・・その答えは『NO』だった。

そして、現在も考えている途中だが
次に移籍する先もそこは今まで住んだことも、訪れたことも
無い町になることでしょう。

今回の元日本兵の男性の里帰りのニュースをみて
一番感じたことは、生活基盤がどこにあるかで
その人の人生は幸福にもなるんじゃないか?
ということでした。

彼はあっちで家族をもうけ、そこでそこの国の人として
幸せな家庭を築いているのだろう。

確かにあっちにいったいきさつは不幸な物だったのかもしれないし、ようやく今になって里帰りを果たしたと言うことは
不幸なことなのかもしれない。
でも、彼はいま外国でささやかながら静かな幸せな余生を
おくっている。そんな表情だった。

私の場合は幸福にもこの先暮らす場所は、縁もゆかりもなくても
同じ日本。故郷には1日あれば帰ることができる。

そして、その土地に住んでしまえば、住めば都。
はじめは苦労するかもしれないがその土地を魅力に感じる事もあるだろう
そして、そこで家族をもうければ、その土地が生活基盤と言うことになる。
大切なのは、どこの土地にいくのか?ではなく
行った土地でどんなことをするのか?どんな人生をおくるのか?
ではないか?ということだと思う。

今後の人生。自分がどこに行くかは少しずつ、きまりつつあります。そこで何ができるのか?
やはりそのことが一番大切なのかもしれないと思った。

最後にそこにきて良かったと思えるような
人生を送りたいし、私と出会ってよかったと思ってもらえるような人間関係を気づいて行ければと思う。

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