言葉の意味を知る

いつぞやの日記で、高校時代の恩師から贈られた言葉の話をしました。今回はその続編・・・

引っ越し準備のため、部屋の掃除をしていたときのこと・・・
また、その紙切れが出てきた。
恩師が私に贈ったのは『尽』・・・
人につくせって意味ね？と勝手な解釈をしていたが
最近になってよく考えてみると、それが勘違いだったことに気づいた。
勘違いというのは、大きな意味では間違っては居ないんだけど
『尽の仕方』について
私は相手に見えるような形で尽くしていた。というか
そうすることで、『私はやっていますよ』という
自己満足に陥っていたのだと思う。

実際は違う。

自分の生き方を少しでも変えてくれたような人が
本当に困ったときにすぐに助けてやれることで
それはいかにもってかんじのじゃなくて
なんて言ったらいいのかな？さりげない感じでってやつ。

だから、その相手が道に迷ったり、躓いてころんだりしないように後ろでそっと見守るのがそう言う意味なのかな？
と思ったりしています。

だから、もし、相手が目標を達成したり
幸せになったと分かったときは、静かに姿を消す・・

それが、私にとっての『尽』なのかもしれないと思います。

今、私が尽さなけらばならない・というかそうしたい相手は
私が唯一、弱みを見せた人。
弱みを見せたが故に、相手から厳しく時には優しく
様々なアドバイスをもらってここまでやってきたつもり。

だから、その相手と交わした約束は絶対に破っては行けない。

この関係もいつかは終わりが来ると思う。
それは明日かもしれないし、数年後かもしれない。
仮につながりが亡くなってしまったとしても
それはそれで、仕方がないことなのかもしれない。

自分にはそこまでの力がないのだから。

相手になにかが遇ったときにはすぐに手をかす。
終わりが来るときまで、5感全てを使って
相手を守り通す。

それは勿論陰ながら・・・

それが、尾張武士の生きる道。